
自然素材のいえづくり 「17の心得」 家づくりに「自然素材」を使いたいとお考えの方は最近多く、素材についての情報もに手に入れやすい時代になりました。 |
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■はじめに |
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■心得1 基礎・土台編 家づくりはまず、基礎工事からはじまります。 そこで自然素材を使った家で問題になるのは、シロアリについての対策です。 シロアリは床下などの通気の悪い場所にひそんで、家の土台を食害します。現在その対策として、 強い薬剤を床下に散布する方法がとられています。最近は、昔に比べて人体に比較的影響が少ない とされる薬剤が使われるようになりましたが、それでも密閉された室内に床下から徐々に揮発した 薬剤が充満することで、住む人の健康に与える影響が心配されています。 |
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■心得2 弊社では土台にヒノキなど蟻害の少ない木材を使い、必要な場合はヒバ油、木酢液、ホウ酸、ショウノウなどを塗布します。 ヒノキなどの香りは人間にとっては「いい匂い」かもしれませんが、虫を寄せ付けない忌避(きひ)効果があります。 もし喰われたとしても食べたところから出てくる独特のにおいを虫は嫌がり、逃げていきます。そのため、たとえ被害にあっても 木材の芯まで被害が及ぶことは少ないといえます。とはいえ土台の木材はあとからつくりかえるわけにはいきませんから、 どんな対策を行うか、十分に担当者と話し合って決定してください。 住まいが完成したら定期的に家の周囲、床下を点検することも大切です。梅雨前の時期に家の周辺で羽のはえたアリが 飛んでいたらシロアリがいる可能性がありますから、被害が甚大にならないうちに前出の木酢液など、自然系の薬剤を 散布して防除しておきましょう。散布などの作業は専門家に依頼してもいいですが、日ごろの点検、目配りだけは怠らず 自分で行いましょう。 |
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■心得3 構造材編 しかし、集成材は材木を張り合わせる際に合成接着剤を使用しており、身体への不安がぬぐい切れません。 その点、ムクの木材は間違いなく自然界にある素材ですから安心ですが、生きて呼吸している“生きもの”なので どうしても反ったり縮んだりしてしまいます。ムク材をふんだんに使った家づくりをする場合は、『木は変形するもの』 という認識をもつことが重要です。 現在、流通しているムク構造材の乾燥材でも含水率は20%ほどです。これが建築後は季節によって5%前後にまで乾燥が進みます。 それによって木が縮んで『変形する』という状態になるわけです。特に空気が乾燥する冬場は、建具やフローリングに隙間ができたりします。 また、柱などは大きな音を立てて縦に割れたりします。こうした木材の変形は自然なことであり、それによって家が傾いたりしてその家で 暮らせなくなる、ということまでは心配する必要はありません。 ただし、主に見た目の問題なのですが、真壁などで柱と壁の間にすきまなどができた場合は壁材を塗り込むなどのメンテナンスが 必要となりますので、その際にはご用命下さい。 |
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■心得4 熟練した建築家や職人はムク材が変形することを知っています。腕のいい職人は、ムク材が縮んだり 反りが出ることを想定して建築作業を行っています。ですから、建築後に 不具合が出たとしても補修すれば問題はなく、心配することはありません。 |
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■心得5 断熱材・下地材編 断熱材として一般的に使われているロックウールやグラスウールはコストの点ではすぐれていますが、 人体への弊害や解体時のリサイクルなど、さまざまな問題があります。それにかわる断熱材として、ポリエステル、 セルロース、炭化コルクやウール(羊毛)が注目されています。弊社では特にその中でも、ウールを用いています。 ウール(羊毛断熱材)は、素材そのもののもつ吸放出性により、壁や屋根の内部で生じる結露を防ぐ方法として すぐれています。基本的な断熱性能を持ちあわせ、製造エネルギーも少なく、 吸音性・弾力性にすぐれた再生可能な素材といえるでしょう。 |
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■心得6 フローリング編 フローリングには大きく分けてムク材と合板があります。自然素材の家づくりの場合には、ムクのフローリングを 使いますが、一口にムクのフローリングといっても、表面にムク材を張りつけたものやクッション性のある下地を張った ものなどさまざまなタイプがあります。自然素材にこだわるのであれば、やはり単層のムク材を選びたいものです。 |
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■心得7 フローリング材は使用する樹種により、ナラ、クリなどの広葉樹とヒバ、ヒノキ、カラマツ、スギなどの 針葉樹に大別されます。フローリングには硬くて傷のつきにくい広葉樹が適しているという意見もありますが、一概には どれがよいということはいえません。靴を脱いで生活する日本の住宅では欧米ほど硬さは必要とされませんし、スギのように 足裏の感覚がやわらかい針葉樹も気持ちのよいものです。広葉樹でもクリはあまり使われませんが、強度がすぐれ温かみの ある風合いで、今後もっと使いたい樹種の一つといえます。それぞれの木の特徽をよく知り、自分のライフスタイルや好みに 合うものを選ぶようにしましょう。 |
![]() 唐松フローリング |
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| ■心得8 どんなフローリング材を使うにしても、ムク材に共通するのはきちんとした手入れが必要であるということ。 汚れを落としやすくするために自然系の塗料(オイルなど)を塗り、あらかじめ表面を保護しておく ことをおすすめします。そうすることで、汚れにくく、染みなども多少防げるようになります。 ただし塗料を塗っても、水をこぼしてそのままにしておくなどというのでは、ムク材を使いこなすことは無理でしょう。 水分はこまめにふき取り、室内にも湿気がこもらないよう注意します。 |
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■心得9 畳・タイル編 自然系素材にこだわるのであれば、減農薬栽培でなおかつ高温温風殺菌されたワラ床や、無農薬栽培の畳表を 使った畳がおすすめです。しかし一方で、気密性が高い現代の住宅では、無農薬のワラ床はダニにとっても格好の 住処となり、どうしてもダニの発生が防げないという問題点もでてきます。そこでワラ床に変わる自然素材として、 ヒノキのチップを使った畳床が注目を集めるようになりました。自然の殺菌カによりダニの発生を防ぎ、吸湿性にも すぐれています。コスト面でも減農薬のワラ床とほぼ同じ価格で、特別に高価ではありません。 |
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■心得10 現在は玄関や浴室のたたきは接着剤でタイルやテラコッタを貼りつける圧着工法が主流となっています。 タイルそのものは自然系の材料であっても貼りつける接着剤が問題となりますから、昔ながらのモルタルをだんご状に して貼りつける方法をとりたいものです。しかし、これには下地をきちんとつくるという左官の確かな技術が必要で、 どんな職人でもできるというわけではありません。信頼できる業者や建築家に依頼しましょう。 |
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■心得11 ここ数年、自然系の壁材として「珪藻土」が注目されています。珪操土にはそれ自体呼吸する性質があり、 吸水性、調湿性、保温性などにすぐれているのが人気の要因でしょう。タバコのヤニ臭などを吸収する働きも あるといわれています。しかし、珪藻土そのものには固まる性質がないため、そのままでは壁材として使われる ことはありません。多くは固結剤として合成樹脂やセメント類を混入しているので、珪藻土自体の吸・放湿性を 低下させるばかりか、安全性にも問題があります。 |
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■心得12 漆喰は調湿性にすぐれ、温かみのあるマットな感触もあいまって最近よく使われるようになりました。 成分は地域によって多少の違いはありますが、消石灰に粘着性と施工性をもたせるための「つのまた」と 呼ばれる自然素材の海草と、麻などの繊維を混ぜたシンプルなものが本来の姿だといえます。しかし、自然素材 ブームで珪操土と同様、さまざまな製品が手軽に入手できるようになりました。特にプレミックスと呼ばれる 調合済みの製品には下地への付着性を高めるため、やはり化学糊や合成樹脂等が入っているものもあり、自然素材 とはいえない製品もあります。成分内容については十分にチェックしてください。 |
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■心得13 壁紙編 壁紙は壁、天井など広い面積に使われるので、その分健康にも影響を与えやすい材料です。最近では自然系の壁紙、 エコクロスが数多く出まわるようになりました。しかし、中には塩化ビニルや塩ビを柔らかくする可塑剤、防カビ剤、 難燃剤などが使われているものもあります。ついているマークをうのみにするのではなく、内容をメーカーに確認し、 ショールームなどで実際に臭いをかいで、刺激臭のないものを使うようにしたいものです。 |
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■心得14 施工時の接着剤に含まれているホルムアルデヒドが健康に大きな影響を与えていることが広く知られるようになり、 ホルムアルデヒドを含まないでんぷん系の糊が多数販売されています。しかし、ホルムアルデヒド以外の防腐剤として何を 使用しているのかも問題になりますので、安全を確認してから使います。 |
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■心得15 塗料編 塗料から発生するホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどのさまざまな化学物質が問題となってから、 化学物質を極力含まず、植物油や植物樹脂を主成分とする自然系の塗料が販売されるようになりました。しかし、 塗料に混ぜて使う溶剤の内容や安全度はメーカーによってかなり差があり、場合によってはアレルギーを起こしたり 既にある症状を悪化させてしまうこともあります。天然系の溶剤であるオレンジシトラールなどでもアレルギーを 起こす人もいて、必ずしも天然=安全とはいいきれません。アレルギーなどの症状のある人は特に内容成分をよく 確かめてから使うようにしてください。 |
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■心得16 昔ながらの漆や柿渋も自然系塗料として人気があります。特に漆は木材の木目を生かしながら自然な感じに 仕上げることができます。拭き漆という方法で5回ほど塗り込んでいけばすばらしい光沢が出てきます。 ただし、漆は専門の職人がいなければいけないこと、時間と費用が必要であること、体質によってはかぶれる心配もあることから あまり一般住宅向きではありません。カウンターなどの広い面積をご自分で塗装される場合には、ゴム手袋を してその上に軍手をはめ、顔や首もクリームでガードするなどそれなりの準備が不可欠です。また、塗り込み方や扱いの注意点を よく知ってから行うことが大切です。 |
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■心得17 設備機器 自然素材の家づくりでは、キッチンセットの収納部材にムク板や安全基準をクリア した集成材を使ったものがよく使われますが、どれも造作工事扱いになりコストもそれなりにかかります。 ただし、天板などは使い勝手の面で、ステンレスなどメーカー品のパーツをとり入れているケースが多いと思います。 もし自然素材でできたものを希望され、ムク材のキャビネットを特注しても貼り合わせに有害な接着剤を使っていては意味が ありませんから、工法を確認してから発注しましょう。 |
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エコロジーライフ花 (有)直井建築工房/「自然素材でつくる木の家」 素性のはっきりした無垢国産材にこだわって新築木造住宅をつくる東京都の工務店です。自然素材、住宅、生活、暮らし、環境保護をテーマに地球にも負荷をかけない住まいづくりを提案します。。施工エリア:東京都/杉並区.練馬区.板橋区.世田谷区.大田区.葛飾区.文京区.台東区.足立区.江東区.中野区.目黒区.墨田区.荒川区.新宿区.渋谷区.品川区.北区.港区.中央区.豊島区.江戸川区.千代田区 神奈川県 千葉県 埼玉県 那須 塩原/木工教室.漆教室 [定休日] 日曜日 |
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